ひとつの才能
最近のご時世、月単位で考えても、年単位で考えても、もっと長期的に先のことを考えても、
将来はかなり不安材料ばっかりの人生なんですが、わりと平穏に暮らしている自分が不思議です。
人生はみな過去に基づいて構成されていると思うのですが、私はさらに進んでというか後退して過去に生きているのではないかという疑問が沸いて来ます。
年齢のこともあって昔のことを思い出すことも多いのですがみんないい思い出なのです。
昨年でしたか中学と高校の同窓会があって友人と話すとやたらと細かく出来事を覚えているのに自分でも驚きました。
昔のことはずいぶんといやなことでもきれいな思い出になってしまっているのに驚きます。
大学生くらいまでの出来事なんかいやなことは何ひとつもないって感じです。その後もそんなにいいことばかりではなかったはずなんですが
それほど思い出して悲しみや怒りに震えることはありません。鈍感なんでしょうか。または将来を予測する能力に欠けているのでしょうか。
最近の事件などを見ると過去につながっているケースが多いようですし、サスペンスドラマなどでも過去の出来事が尾を引いていてそれが事件の原因のために
犯人が分かりにくかったり、結果的にも大変意外性のある犯人であったりすることが良く有ります。
まあサスペンスの場合はお話なので参考にはなりにくいですが、いろいろな人生を見た方が作ったストーリーですから
極端に現実とかけ離れているとも思えません。手っ取り早く結論を言うと、私は幸せに生きてゆく才能が有るということなんです。
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